「描き終わらない」は卒業!絵を完成させるタイミングと考え方

こんにちは、宮本清世です。
絵を描いていると、こんなこと悩みませんか?

  • いつ終わっていいかわからない、完成がわからない
  • ここはこの色がいいかも?と途中で悩んで手が止まる
  • いつまでもずるずる続けてしまって完成が遅くなる、または、未完のままお蔵入り


絵は、課題と時間の設定をすれば完成します。

私は結構ズルズルやってしまっていたほうで、いつまでもあーでもないこーでもないと悩み、完成したものがロクにないというとんでもなくグズグズした時期もありましたが、課題と時間を意識的に設定することで絵ごとの区切りをつけられるようになりました。

この記事では「りんごの絵を描くときの考え方」を例にとって、絵を描くときに課題と時間の設定についてお話をします。「絵の終わりどきがわからなくて完成しない」という方にとって、まず1枚を自分の力で完成できるようになってもらえたら嬉しいです。

1.絵が完成しない原因

課題を決めていない

あなたはりんごの絵を描きたい!と思いました。
では、りんごのどんなところに惹かれましたか?

色、かたち、質感、、りんごひとつでもたくさんの魅力があります。質感にしても、つるっとした感じなのか蜜があってベタッとした感じなのかとかさらに細分化されます。

この魅力を考えずになんとなく描いてしまうと、なんとなくのものしかできません。

ここでは、りんごの丸っこさが可愛くて素敵!と思って「りんごの丸っこいかたち」を描くを課題にしたとしましょう。

心の初動を忘れてしまっている

描いていると、背景の色変えた方がいいかな?とか、もう少し赤に黄色混ぜたほうがいいかも?と新しいアイデアが出てきます。で、修正して、コレジャナイ感を持ったりする。それを「あれ?あれ?」と混乱し悩みながらずーーっと繰り返すと、「りんごの丸っこいかたちを描きたい」という心の初動を忘れてしまうんです。
初めに「なんとなく描き始めちゃう」パターンも大体これです。心の初動無しになんとなく描いてるから、何に惹かれたのか自分でわかっていない状態です。

絵を描くうえで「どんなところに惹かれたのか?」という質問は、「だからあなたはこれで何が(何を)いいたいのか?」ということと同じです。ここが決まってないから、描き始めてから迷いが生じる。完成しないループはもう初期段階で決まってるんですね。

あれこれアイデアが出てくるのは、悪いことではない

ただ、絵を描くとき・描いている最中にいろんなアイデアが浮かぶのは、悪いことではありません。発想力もあるし、多角的に物事を観察できるという点で、むしろすごくいいことです。
でもそのアイデア、盛り込みすぎたらもったいないです。見る人もおなかいっぱいになりますし、自分も胃もたれします。アイデアはそっとメモしておきましょう。

2.完成のタイミングとは

そもそも描くのは、描きたいという想いから始まっている

ではどこで完成かというと、「描きたいものが描けたら」です。この場合、りんごの丸っこいかたちが描けたら完成です。りんごの丸っこいかたちの輪郭だけでもいいわけです。それを輪郭だけで表すのか、色の重なりも含めた総合的な要素で表すのかとか、そういったどのようにというのは描く人次第です。

なので、描きたいという情熱だけでなくて、何の、どんなところを描きたいかというのを決めておくと、あとはただ描くだけです。他の思い浮かんだ要素というのはちょっと横に置いとけばいいんです。見せる絵でなかったら、自分の課題を決めておくのもひとつの方法です。平筆で均一に色をのせれるようにするとか。

完成後の振り返りは必須

課題の達成だけやってても伸びません。なぜならやるだけになるから。課題を達成して完成させたものを見て、りんごの背景の色はもっと彩度落としたほうがよかったなーとか、迷ったときのメモを取り出して絵と見比べて、また新たな課題を見つけます。
そうすることで、また自分のレベルアップに繋がっていく。それが絵を描いてて一番楽しいことだと私は考えています。

3.時限性は重要

時間を決めると嫌でも完成させざるを得ない

現世では時間は有限です。人間は不思議なもので、時間を決めたり宣言するとちゃんとそれに間に合わせようとします。できそうなメンタルの人は、思い切って〇〇にいついつアップします!とSNSで宣言してしまうのもいいですね。私はプレッシャー掛け過ぎるとダメになるほうなのでやりませんが、、。

絵画展・コンテスト・仕事の依頼、あらゆるところで制作時間は制限があります。
それに慣れるという点でも時間を決めるというのは大切です。

時間を決める訓練には、クロッキーもおすすめです。
※クロッキーて何?という方はこちらの記事
クロッキーとデッサンの違いとは?「絵を描く」を表す言葉まとめ』をどうぞ。

ズルズルやると鮮度が落ちる

これは自分の経験なんですが、完成期間を決めずにそれこそ「できるまでやる」スタンスでズルズル描いてると、その絵が段々面白くなくなるんですね。これを私は絵の鮮度が落ちると呼んでいます。

高校や大学の頃は今ほど脳の回し方が上手くなかったのもあって、延々と居残ってやってました。振り返ればあの居残れてしまえる環境に甘えたズルズル感が良くなかったなと反省しています。
それと比べて一週間でB5水彩数点やると決めて描いた今のほうが、自分自身の鮮度も保てるし、描けんなら描けんで潔く納得、言い換えれば良い意味での妥協が出来ます。

『「描き終わらない」は卒業!絵を完成させるタイミングと考え方』まとめ

絵を完成させるタイミングと考え方についてお話ししてきました。

絵を完成させるためには、

  1. モチーフやアイデアをまとめ、どこに惹かれたのか=心の初動をひとつ決めてそれを課題とすること。
  2. 時間を決めて描く。
  3. 完成のタイミングは、その課題の達成。

ぜひあなたの心の初動と鮮度を大切にして、絵を1枚完成させてみましょう!

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