こんにちは、宮本清世(on Facebook)です。
鉛筆で描くことは、誰でも手軽にできる表現ですよね。
紙と鉛筆があるだけで、パッと思いついてサッと描きたい!と思ったらすぐ始められる機動力が魅力です。
でも、慣れてくると
もっと上手くなりたい
表現の幅が広がらない
のように「上手くなりたい欲」が出てきます。
その悩みを解決するひとつの方法として、カラーチャートの作成を今日は紹介します。
カラーチャートを作って、鉛筆デッサンの表現の幅を広げてみましょう!

カラーチャートってなに?
カラーチャートとは色見本のこと
カラーチャートとはカラー(色)のチャート(表)、つまり色見本のことです。
白黒以外のものであればどこかで見たことがあるのではないでしょうか。
単語カード状のものや、板状のものがあります。
鉛筆でカラーチャートを作るメリット
チャートを作ることで自分の色幅と表現の限界値や強み・弱みがわかります。
薄い色が作れなかったら薄めの色幅が足りないんだな、など。
自分の改善するポイントが多く発見できます。
鉛筆でカラーチャートを作ってみよう
手順は色々ありますが一番手っ取り早い手順を書きます。
いるもの
鉛筆:チャートを作りたい鉛筆の数だけ
紙:どの大きさでもいいですが、A4くらいの大きさだと色幅が広げやすいです。
私は手元にあったハガキ大の紙にしてしまってあんまり広げられませんでした、、。
あまりに大きすぎると鉛筆の消費が激しいのでお勧めしないです。
定規:ご家庭にあるものでOK
手順
※左利きの方は左右を逆にしたほうが手の動きが楽です
- 紙にマス目を書く
・マス目の大きさは1.5~2cmくらい
・マスの数は自分が挑戦したい数を。奇数がおすすめ(中央を決めるため) - ざっくり色をのせる
・一番右は何も描かずに白いまま
・暗い→明るいほうへざざっとグラデーションになるようにのせる - 中央のマスに、左端(いちばん暗い色)と右端(紙の白)の中間くらいの色をのせる
- 左端→中央、中央→右端へ、自然なグラデーションになるように色をのせていく→完成!
鉛筆チャートを作るときのポイント
- 紙の上下左右を変えて、マス内が均一になるようにする→表現力の練習にもなる
- 布やガーゼで擦ると画用紙の目が気にならなくなる
鉛筆チャートの応用
表現の幅を広げるために何種類かのチャートを作る
鉛筆の種類を変えて作る
1種類の鉛筆だけで何十色も作れるのだから、全メーカー全種やったら最強です。
500色色鉛筆もビックリのスキルが身に付きます
根性がある方は是非トライしてみてください
1種類の鉛筆に対し、縛りを設けて作る
普通に描くだけ・布やガーゼで絶対擦る・ハッチングのみなど、
自分で縛りを設けて作るとかなり表現力が鍛えられます。
ゲームでもキャラ縛りでやると結構戦略鍛えられますよね。
1本だけで描いてみる
ユニ2Bだけで描いてみました。
チャート作る前と後では結構感覚が変わります。
鉛筆デッサンより木炭デッサンのような思考になります。
まとめ
- 鉛筆デッサンの表現の幅を広げる方法のひとつが、カラーチャート
- 横に置きながら描くことで、少ない本数でも描けるようになる
やってみると楽しいです。
あなたも是非チャートをつくって、鉛筆での表現幅を広げてみませんか?
表現の幅を広げるなら、人物クロッキーもおすすめです。ぜひこちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。