初心者必読!「人物クロッキーにアタリは必要?」に答えます!

こんにちは、きよせむ(@kiyose_m)です。

あなたは絵を描くときにアタリはとりますか?
アタリをとると目印になってわかりやすいですよね。

でも、クロッキーをするときにアタリを取るべきかどうか悩むときってありますよね。

  • クロッキーってアタリは取るものなの?
  • なんでクロッキーはアタリをとらないと言われているの?
  • 全体をとろうとするとバランスがおかしくなる

こんなような疑問を感じたことがあるのではないでしょうか。

私は、クロッキーのアタリは必要に応じて取ることをおすすめします。

この記事では、クロッキーにアタリは必要かどうかへの答えとして必要に応じて取るのがいい理由、そしてどんなときにアタリをとるのかについてお話しをしていきます。

1.クロッキーはアタリをとらないと言われる理由

線の美しさを究めるため

クロッキーをする目的のひとつに、「線の美しさを究める」があります。

一発で描かれたクロッキーはとても美しいです。美しいクロッキーはしっかり観察したうえで作者が「こうだ!」と決めて描いていますから、線の流れ・強弱などすべてにおいて一発勝負の気迫が感じとれます。

鉛筆のない時代の絵画は筆と墨の一発勝負の潔さが美しいです。

線の美しさを究めるという目的を達成するためには余分な線はいりません。

なので、線の美しさを求めるような目的でクロッキーをする場合はアタリを取らないです。

美しさへの瞬発力アップのため

クロッキーでアタリを取らないのは、クロッキーの目的が美しさへの瞬発力アップという面もあるからです。

自分が対象(モデル)をみて、どこに惹かれたか、何を美しいと感じたかを瞬間的に表現するのはクロッキーの醍醐味です。

アタリをとっているときは観察して測る行動になるので、美しいと感じたものに対する瞬間的な表現力というのは少しそがれてしまいます。

たとえばくびれが美しいと感じたとして、それをぱっと描くときってアタリをつけないんですね。

アタリをつけることでその時々の感動を失いたくないという理由からみても、クロッキーではアタリをつけないといわれます。

時間がない

クロッキーはデッサンや本制作と比べてとても短時間で仕上げます。多くても20分ほどです。

なので、そもそもアタリをとる時間がありません。

30秒クロッキーでアタリをつけて全身描くってめちゃくちゃ難しいですよね。

アタリをとる時間を惜しんで表現や観察の時間にまわしたほうが、より対象の瞬間的な美しさを描くことができると考える人がほとんどです。

このような時間的な理由からも、クロッキーではアタリをつけないといわれています。

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2.クロッキーでアタリをとるとき

では、クロッキーでアタリをとる場合はどんなときでしょうか。

紙のサイズが大きいとき

クロッキーの時間が長めで紙のサイズが大きいときは全体のバランスを見るためにアタリをつけることがあります。

たとえばエスキース帳と呼ばれるとても大きなクロッキー帳を見開きで使う場合などです。

紙のサイズが大きくなると、必然的に描くもののサイズも大きくなり、形をとるのが難しくなっていきます。

大きい紙になってもかたちの美しさを表現するためにアタリをとるときもあります。

時間が短かったら紙のサイズが大きくてもアタリをとらないよ。
時間が惜しいからねー。

構図力を上げたいとき

構図の練習目的でクロッキーをしているときはアタリをとったほうがよいでしょう。

全身をきれいにおさめてバランスよくしたいとか、小さくなってしまう・大きすぎてしまうなどの悩みがある場合です。

ポーズの末端を紙のどこに置くかアタリをつけて、その位置に合わせて描きすすめるようにするときれいにおさまる構図の勉強になります。

また、全身を紙におさまるように描くよう意識することで全身のバランスをとる力も上がっていくので、上達も早くなります。

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プレデッサンとしてクロッキーをしたいとき

これはクロッキーというよりもデッサンの場合になりますが、デッサン前提でクロッキーをやる場合もアタリをつけたほうがよいです。

デッサンをするときはなんといっても観察眼が大切です。

デッサンでは初期段階でじっくりかたちを観察して、全体から細部・細部から全体への観察を繰り返していきます。

描き始めのときにアタリをつけながらクロッキーをすると、自分がどこに惹かれたかを見失わずにデッサンに取り組むことができます。

3.実話:アタリを知らなかったときの話

とはいえ、私は「アタリ」がわからなかったほうの人間です。

アタリをつけるの意味がほんとうにわからなくて、どのくらいのレベルかというと、それこそ顔の十字線がどこのなんなのかも、本を読んでもわからなかったんですね。

ちゃんと描き始めたのが高校くらいからですが、ようやく「アタリたるもの」がなんとなくわかったのは成人してからです。

それもテレビで観た浮世絵特集で、です。(『美の巨人たち』だったと思います)

番組で浮世絵用語の「見当(けんとう)」について説明していて、見当→当たり→アタリってこれか!という感じで知りました。

4.人体のバランスが取れないときの対策

人物を描くと全身のバランスがとれないというときの対策についてお話しします。

私がやっていたのは端を決めておくことです。

頭のてっぺんと、かかと(またはつま先)の位置を決めて紙に軽く印をつけておき、そこにおさまるように全身を描くというものです。

動きのないポーズは上下の端を決めていますが、手や足を広げたポーズだったら手の先・足の先など左右の位置も印をつけておきます。

練習はじめの頃は全然かたちも上手くとれないんですが、印をつけておくことでそれ以前よりも形がとれるようになりました。

慣れてくると、印をつけなくても「この紙の大きさに対して人物はこのくらいだときれいにおさまる」というのが手や脳で理解できるようになるのでおすすめの対策です。

5.『人物クロッキーにアタリは必要?に答えます』のまとめ

いかがでしたでしょうか。アタリをつけるとき・つけないときの理由や例をご紹介しました。

クロッキーの目的は自分のレベリングです。

自分がどんな目標を立ててクロッキーをやっているのか、そのためにどんな使い方ができるのか。それを考えて自分の目標が達成できるような最大限の活用をして楽しむことが大切です。

もしあなたがアタリ以前に知識が必要では?と感じていたら、『初めての人物練習で知識は後付けにしたほうがよい理由』も合わせて読んでみてくださいね。

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