こんにちは、宮本清世です。
あなたは、イラストポーズの練習にクロッキー帳を使ったことはありますか?
画材屋さんに行くとちょっと迷ったりしますよね。
今回は、ホルベインのクロッキー帳について紹介します。
というのも、このブログでは回し者かというほどにマルマンのクロッキー帳を推していますが「そういえばあんまりホルベインのクロッキー帳って使ってないな」とふと気づいたからです。
実際にホルベインのクロッキー帳No.500を使ってみて、イラストのポーズ練習やお試しデッサンにちょうどいいなーと感じました。
この記事では、ホルベインのクロッキー帳No.500がイラストのポーズ練習やお試しデッサンに最適だとするポイントを、使用感の画像と共にお話をしていきます。
特にマンガポーズを練習したい人のクロッキー帳選びの参考になればうれしいです。
目次
1.ホルベインクロッキー帳No.500ってどんなもの?

あんまり店頭では見かけないですが、インターネットだとよく見つかります。

表紙はグレーとブラウン、レッドがあります。
柔らかめの表紙で、後ろの方に厚紙補強がしてあります。
紙は普通のコピー用紙と似た質感で、うっすら緑グレーがかった色です。
マルマンのクロッキーブックと比べると少し硬いかな?という印象を受けます

裏表の差はほとんどないので「さあ!両面使いでたくさん描いておくれよ」と後押ししてくれるかのようです!

2.ホルベインクロッキーNo.500がイラストポーズ練習に最適な理由

B規格でがっつり練習
このNo.500はサイズがB5・B4・B3の3種類あって、すべてB規格です。
B規格はA4などのA規格や絵画のF規格と比べると横長の比率になっており、横長に置くと小さめポーズの練習にすごく使いやすいです。
よくあるイラストポーズ練習法の360度アングル(名前がわからない…)や複数ポーズを1ページに収めるのに適しています。

ジェル系のペン通りがよい
ホルベインクロッキーNo.500は、ボールペンの通りが良く隙間時間で練習しやすいところもおすすめです。
鉛筆の次に描きやすかったのがジェットストリームでした。

ただ、0.05などの極細系ですと引っ掛かりがあるので注意が必要ですが、0.1以上のミリペンで丁寧に描いたり、ガラスペンでインクたまりを活かしたものなどを描くとカッコよく決まると思います!


3.ホルベインクロッキーNo.500がお試しデッサンに最適な理由

ガンガン使える価格とサイズ
ホルベインクロッキーNo.500は、もちろんデッサンにも使えます。
一般的にデッサンをするのはスケッチブックですが、スケッチブックって意外とお値段が高いですよね。
お店でびっくりしたこともあるのではないでしょうか?
その点、このクロッキー帳は枚数多め&低価格なので、「デッサンやってみたいけど続くかわからないから安めので練習してみたい」というときのお試しにぴったりです!
デッサン用ならB4かB3がおすすめです。ある程度大きい方がストロークの練習になります。
鉛筆の色がのせやすい
デッサンもやってみました!

「マルス ルモグラフ ブラック」2Bと4B
ざっくり濃淡をつけると鉛筆の色がきれいに出ます。
例に使ったルモグラフブラックのような硬めの鉛筆なら擦りを少なく&タッチを柔らかく重ねていき、ユニ4Bなどの柔らかい鉛筆は擦筆や布でやさしく触るときれいな擦りが出せます。

4.ホルベインクロッキーNo.500で描いてみた

ここからは、公式の使い方(=表紙などに記載してある画材)の使用感を見ていきましょう!
鉛筆で

ユニ2Bで描くとこんな感じです。
ほんのり硬めの紙質で描きやすいです。
ちょっとパリッとした雰囲気になります。
画像を見るとおわかりいただけるように、裏写りします。これはメーカー問わずクロッキー帳の宿命ですね。
コンテで

公式の使い方にコンテが書いてありますが、なんとなく描きづらさがありました。
同じホルベインの紙でも、エスキース帳だと引っ掛かりは気にならないので、一概にホルベインのクロッキー紙が良くないわけではないと思いますが…。引っ掛かりを活かすような表現だと楽しくなりますね!
使って感じたこと
何か支えがあったほうが描きやすいです。
縦長で使うぶんにはあまり気にならないですが、横長で描いているとクロッキー帳自体の「しなり」が強く、へにょっと曲がって描きづらかったからです。
また、めくりがしづらい点も気になりました。
私は「クロッキー帳のめくりやすさ」は隠れた重要ポイントだと考えているからです。
※めくりやすいクロッキー帳については『クロッキー帳で迷ったらマルマンクロッキーブック』の記事をご参照ください
めくりやすさは表紙の材質なども関係するんですが、このクロッキー帳の場合は紙の大きさと表紙の大きさの違いなのかな?と感じます。
あと数ミリ表紙が小さかったらめくりやすさは随分変わると思います!

まとめ
ホルベイン クロッキー No.500についてご紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
- イラストポーズをモリモリ練習したい人
- 予算控えめでデッサンをちょっとかじってみたい人
- ペンでおしゃれな線を描いてみたい人
おすすめの使い方は、細長いB4規格を活かした使い方!
- 寝ポーズ
- 手足を縦に伸ばしたポーズ
- 複数ポーズを1ページに描く など
ぜひあなたもクロッキー帳で自由に遊んでみてくださいね!
ホルベインクロッキーNo.500のご購入はこちらから↓

※そもそも長さ2cmのコンテで描いたのがよくなかった