あなたは、どこでクロッキーの練習をしていますか?
クロッキーの練習には実際にモデルを用意する・してもらうのが一番効果があります。外に出かけると、街や公園などでスケッチをしている人も見かけたこともあるのではないでしょうか。
でも、外だと不審者扱いされないかな?と不安になったり、外に出たくないという人もいますよね。

このように、「どうしても外でできない!ていうか行きたくない!」というひきこもり成分100%のあなたのために、この記事ではご自宅クロッキーの方法をいくつかご紹介します。
1.静止画で練習
静止画練習の良いところ
静止画は言うまでもなく対象が止まっているので、自分で時間を指定すればどこまでも気兼ねなく練習できます。特に部分の練習をする場合や、デッサンも兼ねてというときは静止画での練習が向いています。
インターネットで静止画を探す
写真素材サイトでこれだ!と思うものがあれば描いてみましょう。
「女性 全身」「男性 モデル」など、検索するといろいろ出てきます。
素材サイトなのできれいな写真が多く、手や足などパーツだけの写真もたくさんあるのでパーツの練習で使うのもいいですし、検索結果を上からずっと描いていくだけでも淡々とした練習ができます。
ヘアスタイル検索も凝ったヘアアレンジを描く練習にぴったりです。
画像素材【PIXTA】は特にきれいな写真が多くてよく利用しています。
海外モデルよりもフツーの日本人を描いて練習したいなら、コーディネートサイトのWEARもおすすめです。最新のおしゃれなファッションも練習になります。小物で雰囲気を出すための勉強にも使えます。
ファッションコーディネート-WEAR
写真素材サイトの画像で練習する場合、練習したものをインターネットにアップロードすると肖像権や著作権違反のおそれがありますので注意しましょう。
雑誌・本
もちろんポーズ集でもいいし、ファッション・メイク雑誌もさりげないポーズが載っているのでおすすめです。
ファッション雑誌なら服のシワや見せ方の勉強にもなりますし、メイク雑誌は手つきとか、顔をたくさん練習するのにもってこいです。
イラストや漫画を描くなら凝ったアングルやポーズの本をいくつか持っておくと引き出しが多くなります。
2.クロッキー動画で練習
動画練習の良いところ
静止画よりは動画のほうがおすすめです。「止まっている瞬間」と「常に静止した状態」では感覚的に臨場感というかリアル感が全く違います。
サイト・チャンネルによってはクロッキー用にタイマーセットしてくれてるものもあるので大変ありがたいです。
おすすめ動画チャンネル
動画チャンネルについては別記事に上げていますのでぜひ読んでみてください。
YouTubeが好きな方はこちら(適宜更新していきます)
いちばん有名なクロッキー練習用動画「クロッキーズカフェ」(Vimeo)の記事はこちら!
私はクロッキーズカフェにずいぶんお世話になっています。初心者~上級者まで対応できる使い勝手の良すぎるところがおすすめです。
3.自宅でモデルを使う
静止画より動画よりも、断然力がつきます。
そこに実在するという「圧倒的存在感」は何物にも代えられない。
自分がモデルになる
鏡に映る自分を描く。全身鏡があると便利。
鏡を使わなくても、手足など目に映る範囲を描くのも良い練習になります。
ただし、どうしても「何かを持って描く自分」になるのでクロッキー帳の置き方やポーズに制限が出るので注意。あと、鏡に映る自分の造形への悲観は忘れましょう
家族にモデルになってもらう
ご自宅クロッキーで最も力がつくモデル。家族がテレビ見てるときにちょっと動かないでいてもらったりするとくつろぎの邪魔にならないwin-win状態ができます。
家族がクロッキーや絵画の経験があるとモデル依頼もだいぶ楽になります。
何も知らない場合、同じポーズで止まるときのポイントがわかっていないので、本人は止まっているつもりでも描く側からみれば意外と動きます。なんでもない楽なポーズでも本当に1分持たないです。
それでもこちらのお願いを聞いてくれてるので感謝の気持ちは忘れずにしましょう。
ご自宅クロッキーは人物に限らずあれこれ描いてみると新しい発見があります。
自分の足のクロッキーから派生して散らかった足元をそのまま続きで描いていくのも楽しいです。
『ひきこもり上等。家でできるクロッキー練習法』のまとめ
いかがでしたでしょうか。探せばたくさんモデルになるものがありましたね。家で出来るクロッキー練習の方法についておさらいしましょう。
- 本、雑誌、フォト素材サイトで静止画練習
- 動画チャンネルで練習
- 家族や自分を描く
ただし、どの方法をとっても、できれば実際にモデルがいる環境がベスト!
いろいろやってみて、目的にあった練習法をみつけてみてください!
★クロッキーについてはこちら